駐車場設備
機械式駐車場が老朽化で稼働率半減。経済性と利便性を兼ねた平面化提案
- 施工前
- 施工後
- エリア神奈川県相模原市
- 設備立体駐車設備 単純昇降式 2連5段×1基(8台収容)
- 施工内容駐車設備解体撤去、平面化(鋼板製床)
- 施工年2024年1月
ご相談内容
現地は国道に面した地上7階建てのマンション。エントランス脇に設けられた屋外駐車場の一部は地下2段/地上3段の横行昇降縦列式の立体駐車設備になっていました。
この立体駐車設備はマンション新築時に設置されたもので、当時から既に17年が経過しており、老朽化もかなり進行している状態。設備のリニューアルを考えたものの、同じメーカーはすでに製造を中止してしまっており、現地に合う立体駐車設備が見つからないという状況でした。そこで管理組合様から、マンション管理会社を通じて当社にご相談をいただき「平面化」を進めることになりました。
提案と施工内容
利用者の減少や老朽化等により駐車設備がフルに稼働せず…
こちらの機械式駐車設備は、老朽化の他に利用率低下の課題がありました。5段式のため入出庫に時間がかかる事から、利用者から敬遠され8台収容のうち2台だけ稼動している状態でした。2F/B1F/B2Fは車高の高い車が使用できない等、使い勝手にも問題があったようです。
利用者が少なくなってもメンテナンス費は定期的にかかります。利便性や経済性を考えれば立体駐車設備の撤去と平面化は当然の成り行きだったと言えるでしょう。
ピット躯体にかかる荷重負荷を考慮した鋼板製床工法
建物内の平面化工事では荷重などによって隣接するピット躯体に影響を及ぼさないような工法が求められます。そこで当社がご提案したのは「鋼板製床」と呼ばれる⼯法。鋼板製床はピット部分に鋼製の床を設置するものでピット擁壁への負荷が小さく、比較的短い工期で施工できる特長があります。
また、鋼板には耐食性、防錆性に優れたZAM鋼板を使用し、さらに滑り止め塗装を施しスムーズな車の入出庫を可能にしました。
施工後の
お客様の声
2度目の依頼ということもありご提案から施工までタイムロスなくスムーズに工程を進めていただきました。施工期間も短縮でき、大変満足しています。駐車場の利用状況や利便性などさまざまな面から的確な提案をいただけたのも有難かったです。平面化により、外観はもとより、入出庫も便利になり利用者からも喜ばれています。