Interview先輩インタビュー

電気系統の図面を読めるようになりたい!
ボイラー業界からの転職

前職ではボイラーのレンタルや販売をする代理店でフィールドメンテナンスの技術員をしていましたが、仕事中に見る制御系や電気系の図面が難しく、「これを読めるようになりたい!」と35歳の時に一念発起して職業訓練校へ入学。そこで電験三種(第三種電気主任技術者試験)を取得しこの会社に入社しました。

きっかけは、訓練校時代に参加した合同会社説明会。説明にきていた現場技術員の方の印象が非常に良く、「この人となら友達になれる。一緒に働きたい。こんな人のいる職場ならきっと居心地がいいはず」と直感的に思ったことです。
また、資格を取ればきちんと評価して給与に反映されるという会社の制度も魅力的でした。

ベテラン社員とのバディで得る実践的知識

実際に、配属は合同説明会で出会った方と同じ職場になり、自分の直感は間違っていなかったと確信できました。
現場での業務は範囲が広く、職業訓練校で学んだ内容だけでは対応しきれないことも多々ありましたが、常にベテラン社員とバディを組んで業務に従事できるため、わからないことはすぐに質問できる環境が整っていました。先輩は質問すればなんでも答えてくれましたし、たとえ知らないことでも調べて説明してくれたので、日々の業務を通じて多くの知識を得ることができました。
大規模な事業所だったこともあり、空調・衛生・建設・電気等さまざまな設備に触れる機会が多く、一通りのことは1年でできるようになったと思います。

イチからの立ち上げで実感する「風通しの良い組織」の必要性

次に配属されたのは新築の大型ビルでした。
前配属のビルよりも規模的には小さいものの、新しいだけあって馴染みのない設備も多く、マニュアル等を最初から作る必要がありました。
マニュアル作成は私がメインで行うことになったのですが、先輩方に協力していただきながら完遂することができました。この経験で成長を実感できたことが今の自信と大きなやりがいに繋がっています。
また、ここでも先輩方はなんでも快く答えてくださり、非常に風通しの良い職場でしたが、今後の業務の根幹となる重要なタスクを任されたという緊張もあり、最初はなかなか周りに声をかけることができなかったことを記憶しています。
誰が見ても実践できるマニュアルの作成はもちろん、もっともっと風通しの良い組織を作りたい!という、自身の未来の目標が見えた経験になりました。

隙間時間でコツコツ勉強

入社してから、実務でより理解が深まったことで、難関と言われる電験二種も合格することができました。
また、さまざまな業務に携わることによって、転職のきっかけとなった「電気図を読めるようになりたい」に似た意欲も湧いてくるようになり、電気関係以外の資格も幾つか取得しました。今は建築関係の資格取得に向け勉強しています。
ビルのメンテナンスと聞くと、比較的空き時間が多いイメージをみなさんお持ちかもしれませんが、実際には業務量は多く、内容も多岐にわたり、点検や異常発生の出動時以外の外から見えない時間も働いています。また、今は一人事業所のため、全てのことを一人で担わねばならず、責任を重く感じています。業務終了の施錠後は「ホッ」としてオフモードになるのですが、それでも通勤電車の中や、帰宅後のちょっとした隙間時間には参考書などを開き、勉強癖が抜けないようにしています。もはやライフワークと言えるかもしれません。

趣味でもコツコツ?!

オフとなる休日には、よく妻と近所の緑地でBBQをしてリフレッシュしています。
近所の精肉屋さんで購入した肉を、炭の種類や配置を変えて試行錯誤しながら焼き、味の違いを楽しみながら、どの調理方法がよかったなどと言い合いワイワイやっています。
手先も器用な方なので、趣味で家具をDIYしたり、ガーデニングで野菜を育てたりしています。じっくり長く楽しめることが好きなのかもしれません。
細やかな作業を継続してコツコツ行うことを楽しめる性格が、今の仕事には向いているのかなと思います。

オールマイティーを極めたら組織作りに挑戦したい

一人事業所では全てを一人で担うため重責ではありますが、その分オールマイティーにスキルを伸ばせるいい機会だとも思っています。
しばらくは現事業所で自分を鍛え、数年後に以前新築ビルの立ち上げ業務で経験した組織作りを当時より上の立場で経験したいと思っていますし、将来的には大規模ビルの所長を目指していけたらと考えています。その際には当時の目線を生かし「さらに風通しの良い組織づくり」ができるよう頑張りたいです。

当たり前のことをきっちり丁寧にできる真面目な人求む

ビルメンテナンスと聞くと、何かしらの異常や緊急事態が発生した際に対応してくれる人、そのため普段は比較的余裕があり楽な仕事、といったイメージをもたれがちです。
もちろん、緊急事態に対応する業務も少なくありませんが、それだけでなく大半は点検や巡回、修理・修繕等で、ビルの大小関わらず忙しく一日中動き回っています。
そのため、毎日のルーティン業務を丁寧に行い、一つ一つの業務の意味をきちんと理解できる人、空き時間を設備の勉強や資格勉強などの自己研鑽に使えるといった真面目な人が来てくれるといいなと思います。

とある1日のスケジュール

  • 8:30

    出社

    • メールチェック
  • 9:00

    朝礼

    • メーター検針
    • 館内巡回
    • 書類作成などの作業(見積書、請求書発行依頼、工事報告書など)
    • 工事管理表のチェック
  • 12:00

    昼食

  • 13:00

    日常点検

  • 16:00

    業務

    • 入退館対応業務
    • メーター検針
    • 書類作成などの作業(点検表作成、見積書、請求書発行依頼、工事報告書など)
    • 工事管理表のチェック
  • 18:00

    退社

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