Interview先輩インタビュー

大阪市内の工業高校で電気電子工学を学び、在学中に資格も取得したので、電気関係の仕事に就きたいと思っていました。一方で、長い目で自分のキャリアを考えたときに、電気工事一本で20年後、30年後も体力的にやっていけるのだろうかと、漠然とした不安もありました。そんな中、高校の先生からTBMの求人を薦められたのです。

会社のホームページを見て、電気の仕事はもちろん、ビル管理やメンテナンスなど事業の幅広さに非常に魅力を感じました。何かひとつを極めることも素晴らしいと思うのですが、社内に幅広い選択肢があることで、さまざまなキャリアを築くことができ、仕事を長く続けられるのではないかと考えたからです。

入社後は、5階から35階に30以上のテナント様が入る大規模ビルに配属され、現在は主に給排水と空調設備を担当するグループに所属しています。配属先のメンバーは35名程おり、全員が全ての設備管理に携わり、巡回や点検を行っています。
規模が大きいだけあって、覚えることがたくさんあります。設備の種類も多く数も豊富ですが、先輩からすべて説明してもらうというよりは、まずは見て、わからないことは質問し、何回も実践を重ねることで覚えていきました。

メンバーは、下は18歳から上は50代後半と幅広い年齢層で構成されています。自分の両親と同年代の方々もいらっしゃいますが、質問も気兼ねなくできる環境なので世代関係なく和気藹々としています。特に、ベテランの先輩方の経験談はとても勉強になります。

入社以来、電気関係以外の知識も増え、テナントの皆様方のさまざまな困り事に応えられている実感も増えてきました。また皆様が言ってくださる「ありがとう」は何よりも大きな励みになっています。

実は先日、自宅の水洗に不具合が起こり、設備の基礎知識がある自分でも対応ができず、専門の業者の方に来ていただきました。その方はすぐに原因を突き止め、あっという間に修理をしてくださいました。まさに「知識を得、深めることで、より人の役に立てる」ことを目の当たりにした出来事で、自分も日々の業務に関することや資格の勉強をもっと頑張ろうと思うきっかけとなりました。
特に資格については、資格を取得するほど“ライセンス手当”の形で給与に反映されるという制度があり、当社の魅力の一つです。学んだ知識が人助けに繋がるだけでなく、給与という形でも評価されることに、とてもやりがいを感じています。

現在常駐しているビルはターミナル駅に近く、送電の関係で何かあればそのビルだけでなく、大勢の方々に影響が出る可能性があります。そのため、設備を扱う際の緊張感は大きいです。

緊急時こそ、テナントやビルに関わる皆様にとっては私たちが頼りでしょうし、若い自分が率先して動けるように、事例の資料やマニュアルを読んだり、先輩に話を聞いたりして備えています。

積極的に若手から意見を吸い上げる社風があり、自然と自分で考えて行動できる環境にいることがとてもありがたいです。また、大規模ビルではあらゆる分野の設備に触れられるチャンスがあり、当直を含めたシフト経験を積むことで、より理解を深めることができます。あと数年はしっかりと経験を積み、将来的には所長という立場でひとつのビルをひとりで任されるようになれればと思っています。
社内に幅広い選択肢があることが入社の決め手でしたが、すでに多岐にわたる業務を経験できているため、今後はその延長線上でさらなるステップアップを目指していきたいと考えています。

私自身、入社前は仕事のほとんどを機械と過ごすのかなと想像していましたが、実際には人と関わることがとても多い仕事です。テナントの方だけではなく、修理などをしてもらう協力会社の方とも関わりがあるので、割合でいうと人と関わる時間が半分以上を占めているのではないでしょうか。

人とのコミュニケーションが好きであれば、経験は関係ないと思います。事務職で入られて技術職になった方もいるくらいです。先輩方がとても気にかけてくださるので、知識があってもなくても置いていかれることがない。意欲さえあれば、いきいき、のびのびと成長していける会社です。

先輩だけでなく社長までも声をかけてくれます。私はまだ10代なのですが、「20歳になったら飲みいこうな」と言ってくださっているので、今からとても楽しみです！