研修所

研修所「TBM TECHS(テックス)」

「TBM TECHS」は、「TECHNIQUE[技能]&TECHNOLOGY[工学技術]を学ぶ場」を由来とし、建物・設備のあらゆる課題に高度なプロ品質でお応えする知識と実践力を身につけるために設立した研修施設です。現場業務を想定したより実践的な研修を行うことで
「技術のTBM」を支える人材育成を行います。

施設概要

名称
TBM TECHS
住所
千葉県八千代市緑が丘西1丁目19番7号
敷地面積
2,741.63㎡
延床面積
1,843.93㎡
構造種別
S造・一部RC造
竣工
2023年6月

アクセス

TBM TECHSの特徴

現場設備を「再現」、作業や行動の「体験」、機器の動きを「実感」できる研修施設

研修所内には、給排水・空調・防災・電気・建築設備等の実機を数多く配備し、実際に管理するビルを再現しています。

フロアマップ

1F 2F

研修所内には、給排水・空調・防災・電気・建築設備等の実機を数多く配備し、実際に管理するビルを再現しています。

  • ①給排水・衛生設備エリア

    スケルトン化された給水・排水配管では、上下水の流れを可視化することで、配管の詰まり等の故障時のトラブル対応を学習します。

  • ②空調設備エリア

    各種空気調和機にて、空気の流れや構造を学習します。また機器の内部に入り、点検整備などの訓練も可能です。

  • ③防災設備エリア

    消防・防災設備の点検実習や本格的な消防訓練を行います。また、様々な感知器の仕組みや動作原理を学習します。

  • ④電気設備エリア

    高圧受変電設備の点検整備作業方法をはじめ、停電時を想定した非常用発電機の運転等の緊急事態訓練も行います。

  • ⑤建築実習エリア

    「模擬外壁」「模擬ハウス」にて建物構造や構成について学習します。

  • ⑥エレベーター

    シャフト3面がスケルトン構造になっており、各部品の名称と形状・設置位置などを実機にて学習します。異常停止等を想定した緊急時の訓練も可能です。

  • ⑦中央監視室

    研修所内の設備・機器の稼働状況の監視や運転管理を⾏います。警報発⽣時の対応や放送設備を使っての有事対応訓練も可能です。

  • ⑧多目的室

    ⼤型スクリーン、プロジェクターを設置し、座学研修やプレゼン訓練などで使⽤します。また、利用人数に応じて、室内を分割することができます(可動間仕切り壁)

研修風景

座学研修に加えて、現場業務を想定した実際の機器を用いた実践型の研修・訓練を行うことにより、総合的な技術力向上を目指します。

  • 座学研修

    大型スクリーンを見ながら、設備管理に関わる基礎を学んだり、関連資格の取得に向けた講義を受けられます。

  • 屋内消火栓の消火訓練

    放水室にて、屋内消火栓での放水を実際に体験。火災発生時の初期消火手順を学習します。

  • 高圧受変電設備の点検

    開閉器操作や保護継電器の動作試験方法などを学びます。

  • 高所作業を想定した外壁の点検

    安全器具の装着をはじめ、外壁仕上げの種類とその不具合を仮設⾜場を利用して、打診検査などを行います。

インタビュー

研修所新築プロジェクトリーダー

本社 鈴木 貴

研修所を新設した経緯・コンセプトを教えて下さい。

研修所「TBM TECHS」は当社の未来を担う若い人材の育成を主に、建物のあらゆる課題にお応えする知識と実践力を身につけるために設立しました。創業50年となる節目の年であることも設立理由の一つ。コンセプトは『学びたくなる研修施設』です!
現場での一連の業務を想定した、より実践的な研修を行うことで『技術のTBM』を支える人材育成をおこないます。現場状況を「再現」、作業や行動の「体験」、機器の動きを「実感」できる研修施設となっており、『再現・体験・実感』の中で、机上の知識だけでは得られない技術の習得を目指します。

研修所新築プロジェクトメンバー

大阪支社 植田 悠美

どのようなことが学べるのか教えて下さい。

電気・空調・衛生・防災・建築、清掃分野まで、建物管理全般を実機を用いて実践的に学ぶことができる研修施設になっています。機器の一部を透明にして、あらゆる部分を可視化しているので普段、現場で見ることが難しい内部も見ることができるので理解が深まります。機器のカットモデルがあるのも大きな特徴になっています!また、ベテラン技術員の経験をもとに考案した、故障や緊急時の実機訓練を本番さながらに学べるので、現場対応力と建物管理の基本技術を身につけることができます。